膝の痛み内側でも外側でも効果的なテーピング
膝関節へのテーピングを紹介します。
今回は膝の痛み全般に効果的なテーピングと
内側が痛い場合と外側が痛い場合のテーピングと
わけて説明していますが、このテーピングを
全て同時にまくとかなりしっかりと固定できると思います。
今回キネシオテープではなく、エラスティックテープという種類のテーピングを
使っています。
このエラスティックテープの特徴は固定力と可動域のバランスがとても良いことです。
本来固定力と可動域は相反するもので、
固定力を高めれば可動域は下がり、痛みは軽減しやすいけど動かしにくい
可動域を高めれば固定力が下がり、動かしやすいけれど痛みが軽減しにくい
という難しさがあります。
なので患者さんの症状やこれからする練習や試合の度合いによってテーピングの種類や
巻き方を調節します。
じゃあ、すべてエラスティックでいいじゃないかと思われるかもしれませんが
エラスティックはキネシオに比べ高価なものになるのが弱点です。
この巻き方は75㎜のキネシオでも十分対応出来るで是非やってみてください。
膝関節は痛みの出る場所によって傷病がたくさんある関節なので
ここに簡単なよくある症状チェックを書いておきます。
①半月板損傷
立ってつま先を内・外に向けて膝を少し曲げた時の痛み
②側副靭帯損傷
膝から足首までの部分(下腿)を外・内に手の平で圧を加え
それと反対側に股関節から膝(大腿)の膝よりに手の平で圧を加えた時の痛み
③鵞足炎
膝のお皿の下の骨のポッコリ(脛骨粗面)の少し外側の痛み
④オスグッド・シュラッダー
膝のお皿の下の骨のポッコリ(脛骨粗面)そのものの痛みで
お皿とお皿の下の骨のポッコリ(脛骨粗面)の間に圧を加えると
膝を曲げる等の痛みが出る動きをした際の痛みが改善・軽減されるもの
簡単に書きましたが不安な方は是非やってみてください。
テーピングをしてなおも痛みのある場合は整形外科などの病院への受診を
おススメします。
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